後期の授業が始まってまもなく、ある学生から呼び止められた。
「先生~、前期の試験の結果って、わかんないんですかあ?」
「前期の結果?ううむ…いや~、答案返して検討するのが良いというのは分かっているのだけど。。。」
前期・後期と続けて同じクラスを担当する場合、前期の試験の結果を公表するか、あるいは答案そのものを返却するかどうか、迷うところである。昨今では、成績の基準等、情報公開する方向になってきているらしいので、本来点数も公表すべきなのか知れないが、
「まあ、採点基準とかいろいろとあるし、、、あまり大声では言えないけど、上げ底したりとか(ごにょごにょ)」
(ここで、「上げ底」の是非は問わないことにしたい(^^;))
などと意味不明気味の言い訳をしつつ、ふと付け加えた。
「ああ、別に君がそうだというわけではないからね?」
後で考えると、余計な一言だったのだろう。
「先生、気を遣わなくていいっすよ。それ、絶対俺だから(^O^)」
「…(^^;)」
そうか、自覚はあったのか、と内心で感心したのだが、しかし図星だとは言えなかった。
(2004/10/25)

